「私」と「あなた」の間

対人援助,生死,苦しみ,答えの無い問いに対しどのように考えるかを発信していきます。

生きる意味(2)

生きる意味を考えるとして,その問いはあまりにも壮大です。
ですので視点を変えて考える方法があります。
 
私の生きる意味は何か?
(変換)
「なぜ,私は生きる意味を考えるのか?」
 
こうすると考え方が変わるのではないでしょうか。
何がこのような問いを生み出しているのか?を考えられるかもしれません。
 
かつての高度経済成長期の日本では,生きる意味を深く考える必要はあまりなかったとも言われています。現代のようにモノがない時代,働けば給与は増え,それで欲しいものを買い,生活を豊かにしていくことが多くの人にとって生きる意味だったのでしょう。しかし,現代はそうではない。モノは溢れ,生活は豊かになりました。多くのものが満たされた反面,生きる理由が分かりにくくなったとも言えます。
 
自分の近況を振り返ってみると,何か発見があるかもしれません。
 
 

【参考文献】

上田紀行(著):生きる意味.岩波新書